「頭を使って考える練習をしましょう。」
もしかしたら、日頃から先生に言われているかもしれませんが、教えられたことの手順をそのまま頭の中で復唱するのは、あまり良くありません。
「まずは、相手の襟を深く持って、その後は腕を流して。左肘をついて起き上がって。えっと、その後は・・。」
これだと丸暗記に近いです。試験の面接をするとき、人前でプレゼンテーションするとき。丸暗記をしてしまうと、飛んでしまったら一瞬で終わりです。
そうではなく、テクニックはコンセプトを理解することが大切です。そして、疑問に思うことが大切です。
「なぜ、そんな動きをするのか。」
「なぜ、そこを持つのか。」
「なぜ、先生はできて、自分はできないのか。」
それぞれのテクニックがどのような効果を発揮するものなのか。効果的に決めるためにはどうすれば良いか。手順を覚えるのではなく、原理原則を理解すると良いと思います。
分かりやすく言うなら、簡単にできるためのコツといった感じでしょうか。
毎日コツコツとやることは、とても大切だと思います。それに加えるとしたら、焦らず腐らず、今できることを精一杯やる。素直で正直な方は伸びやすいです。
ブラジリアン柔術には、根性や過度な頑張りは、あまり必要ありません。どちらかというと、パズルやチェスのような感覚に近いです。
「もっと他に良いやり方はないか」
自分なりの独自のやり方などを、頭で考えてPDCAサイクルを回していくといいでしょう。ただ無我夢中でやるよりも、絶対に上達するはずです。
「頭がリセットされた。明日は良い仕事ができそう。」適度に脳を使うので、このようにおっしゃる会員さんが結構います。