
片襟片袖ガード。道場によってはオープンガードと言う風に呼ばれているかもしれません。私はこのガードにものすごいコダワリがあります。やはり柔道からの流れだからです。このガードは柔道の寝技で必ず習う動きなのです。
私が片襟片袖ガードを皆様に勧めるのも、この技が過去柔道の長い歴史とともに使われ続けた万能な技であるからにほかなりません。
ところでみなさんは、得意なガードはありますか?ガードには沢山の種類があるので、なかなか自分のガードを見つけるのは難しいですよね。デラヒーバガード、ハーフガード、Xガード・・とガードの形はいくつもあり、柔術がうまくなる事は、あたかも、それらすべてを使いこなすことだと思われがちですが・・・。
もちろん沢山のガードを使いこなしている先生もいますが、私を含め黒帯の選手は、実際に試合では2つか3つくらいのガードしか使っていないのではないかと思います。
ガードはただ相手の攻撃を防御するdefenceとしての役割だけではないのです。ガードには防御しつつ、相手の動きを制限することができるのです。もちろん攻撃にも転じられます。
私が片襟片袖ガードを推すのは、両手両足が非常に相手の動きを制限しながら、かつスイープや極めに転じやすいもっとも効率的なガードだと思うからです。
私は柔道から柔術に転向したとき、片襟片袖ガードしかできませんでした。しかし今でも使っています。また純粋にブラジリアン柔術で国内で最も強いと私が思う、サトシ・ソウザ選手もやはり片襟片袖ガードをかなり高い次元で使いこなしているのを見て、この技は実はスタンダードであり奥が深く、そして世界のトップ戦線でも使える。と確信したのです。
片襟片袖ガードは、どこの道場でも、まず覚えるオープンガードとして出てくると思います。私の所属するRJJではむしろ、片襟片袖ガードを特に重点的に教えています。
例えば、白帯や青帯のみなさんが試合のとき、このオープンガードを取った場合、こういう事はありませんか?
ガードをキープできる、安心できる時間が少なく、腕はパンパンになり、呼吸は大きく乱れ、タイムアップになった瞬間には精魂共に尽き果てる・・。
なんてこと。
これは、オープンガード、つまり片襟片袖ガードのバリエーションをあなたが知らないからかもしれません。バリエーションについては、↑の動画シリーズでも沢山紹介しましたが、やはりそこは動画の限界というのもあります。
そこで、関西近辺の皆様に朗報です!
パラエストラ和泉の長原さんからご依頼いただき、2018年12月23日大阪府堺市で、私、岡本裕士が鬼極めセミナーを開催いたします!
北は北海道、南は鹿児島。全国各地でやらせていただいていますが、常に満員御礼。ここ最近のセミナーにおいては、募集開始から1週間以内で募集定員まで達していまい、キャンセル待ちまでさせていただく状態となっています。
つまり、例のごとくお急ぎです!!
以下のことに思い当たる方は、参加を是非お考えください。
・ガードポジションになるのが不安でいつも試合は立ちっぱなしになってしまう。
・一生使えるシンプルで効果的なガードを1つ覚えたい。
・鬼極禅問答を参考に片襟片袖ガードを使っているけど、あそこがわからない・・。
・道場でさらっとしか片襟片袖ガードをやらないので、徹底的に習いたい。
そんなあたなには、絶対にお役に立つことができるでしょう。今回まだ動画には出してないバリエーションや、私が片襟片袖ガードからの展開を実際にかけたりかけられたりしながら、限定20人の方にレクチャーします。
当日、あなたと会場でお会いできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
また、今回のセミナーでやる内容は、鬼極めシリーズDVDとしてすでに収録済みでして、2018年12月頃に発売予定となっています。セミナーに参加できなくて悔しい思いをされている方は、そちらをご覧ください。
※おかげさまで即日完売となりました。現在はキャンセル待ちとさせていただいています。