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こんにちは、岡本です。今日は鬼極禅問答、片襟片袖ガード編の第4回目です。今までの鬼極禅問答をご覧になっていない方は、コチラからご覧ください。



そもそもどうして片襟片袖ガードを使うようになったのか?という質問を藤原さんから受けました。私としては結構嬉しい質問でした。普段そんなことを考えたこともなかったですし、「あれ?そもそも何で使い始めたんだろう・・・。」と改めて考え直す機会だったからです。

柔道をやっている頃は、亀の姿勢で四つん這いになっている相手に対して、横三角というテクニックで相手をひっくり返して抑え込むことしかやっていなかったといっても過言ではありませんでした。ただ、寝技の乱取りになると、例えばお互いに亀の姿勢になるわけにはいかず、亀の姿勢の相手を攻略したり、抑え込んでくる相手に対して亀の姿勢で逃げずにガードをしたりすることがあります。そのときにやっていたのが、この片襟片袖ガードでした。

とはいえ、当時に使っていたガードは、ただ相手選手の片襟と片袖を持ち、自分の両足を相手の腰骨に当てているだけで、今になって思うと不十分なガードだったんです。私が白帯や青帯の頃は良かったのですが、紫帯や茶帯に昇格するとパスガードされることが多くなりました。

そこで、パスガードされないようにするにはどうすれば良いのかを考えて進化させたのが、いま使っている片襟片袖ガードになります。次回からはいよいよ極めやスイープをご紹介させていただきます。


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片襟片袖ガードの進化系、次回から盛り沢山な内容となっています。お楽しみに。